◎開催趣旨

近年、核家族化や共働き家庭の増加、地域のつながりの希薄化などにより、子育て環境がより厳しくなる中、男性の育児参画の重要性がより一層高まっているとともに、育児に積極的に関わりたいと考える男性が増加傾向にある。

大分県は「6歳未満の子どもを持つ男性の家事・育児関連時間」を「おおいた子ども・子育て応援プラン(第3期計画)」の主要指標の一つに掲げ、男性の育児参加促進に取り組んできたところであり、全国最下位(平成18年度)から全国7位(平成23年度)まで上昇した。
しかしながら、依然として、家事・育児における妻の役割は極めて高く、男性の育児参画への意識啓発のほか、企業や社会の意識改革及び参画推進、長時間労働の是正などの働き方の見直し、固定的性別役割分担意識の見直しなどに積極的に取り組んでいくことが求められる。

このため、「ファザーリング全国フォーラムinおおいた」を開催し、ワーク・ライフ・バランスの推進、男性の育児参画の推進、女性の活躍の推進など、「子育ても仕事もしやすい環境づくり」を促進し、ひいては、「子育て満足度日本一」の実現を通じて、一人ひとりの子どもが健やかに生まれ育つことができる社会を目指すもの。

 

スローガンの考え方

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大分県は平成21年度から「子育て満足度日本一」の実現を県政の最重要施策の一つに位置づけ、一人ひとりの子どもが健やかに生まれ育つことができる社会を目指し、各種施策により子どもの育ちや子育てを支援してきた。

基本施策の一つである「子育ても仕事もしやすい環境づくり」についても、近年、その重要性がより一層高まっている中、男性の育児参画の推進などに取り組んできたところであるが、依然として、家事・育児における妻の役割は極めて高く、男性の育児参画への意識啓発のほか、企業や社会の意識改革及び参画推進、長時間労働の是正などの働き方の見直しや、固定的性別役割分担意識の見直しなどに積極的に取り組んでいくことが求められている。